中学生がフィンランドのゲーム会社に企業訪問に行った話。

中学生の息子が企業訪問を始めた話しを書きました。

中学生の息子が企業訪問を始めたよ!第一弾はGameWith!

実は彼、とても後悔していることがありました。
彼が今とてもはまっているゲームが「クラッシュ・ロワイヤル」。
このゲームを作っている会社は「SUPERCELL」といってフィンランドに本社があります。

2016年夏にフィンランドで30日間家族ノマドをしました。
その時、彼はSUPERCELLがフィンランドにあるということを知らなかったのです。

会社訪問を始めてから、事あるごとに「あのとき知ってたら絶対SUPERCELLに行ったのに…」と言うのが彼の口癖になりました。

「だったら夏休みだし、行ってきたら?」と私が軽く言うと、彼はその気になり準備を始めることになりました。

初めての海外ひとり旅。
大丈夫かなぁと心配していたところ、ダメ元で友達を誘ったところ一緒に行ってくれることになり一安心。

そんなフィンランドの企業訪問記を息子のブログから転載します。


フィンランド スーパーセル本社に行ってきました!

はじめに

どうも、yuzukkyです。企業訪問企画 第二弾はSupercellにお邪魔させていただきました。

クラッシュ・ロワイヤル、クラッシュオブクラン等この会社のゲームが大好きすぎていつか行きたいなーと思ってました。

そのことを両親に話すと

「いいよ。この夏行ってきたら?」

と言ってくれました。

でもその時日付は8月21日。学校が始まるまで10日程しかありません。

でもここを逃すと次いつ行けるかわからないので即アポ、飛行機、宿をとってフィンランドに行ってしまいました(笑)。

今回は父の知り合いにフィンランドに住んでいる小菅さんというスーパーセルに繋がりのある方がいたのでスムーズにアポがとれました。

また、ダメ元で友達をさそうと一緒に行ってくれることになり2人でいってきました!

また私は英語がうまくないので伝わりにくい事もあったと思いますが優しくしてくださってありがとうございました!

Supercellってどこにある?

所在地はフィンランド ヘルシンキ。

宿泊していたところからは歩いて15分ほどで特に迷わず行けました。

2年ほど前からずっと憧れていた会社なので本当に興奮しました!

Supercellが入っているビルのエントランスはこんなかんじ 。

カフェみたいと思ったら1階部分はカフェでした(笑)。

そして上を見上げるとなんと、、、クラッシュオブクランのバルーン!

感動で声も出ませんでした。

家にほしい(笑)。

アポ取れてるかな?と不安でしたがレセプションで趣旨を話すと訪問者シールのようなものの出し方を教えてくれました。

10分程するとメールでやり取りしてくれていたEinoとJunpeiさんが降りてきてくれました。

緊張で握手するとき手汗がすごくて恥ずかしかったです。

Supercellってどんな会社?

中学生の男子で知らない人はいないと言い切れるほどの有名なゲーム会社ですが、ゲームに興味がない方は知らないと思うので簡単な紹介をします。

2010年 フィンランド ヘルシンキで設立されたモバイルゲーム開発会社。

2013年 ガンホー、ソフトバンクがスーパーセルの株式の51%を15.3億ドルで取得。

2016年 ソフトバンクが中国のテンセントにスーパーセルの株式を約73億ドルで売却。

主なゲームは次の4つ

*個人的なおすすめ順です

1.クラシュ・ロワイヤル

8枚のカードを駆使して 3分で自分のタワーを守り、 相手のタワーを破壊する。

全世界でリアルタイムにマッチングした人と対戦する戦略カードゲーム。

単純なのに奥が深すぎる。

おそらく4つの中で一番有名。

この中でも最もおすすめしたいゲームです。

2.クラッシュオブクラン

村を発展させ世界中のプレイヤーと対戦する本格ストラテジーゲーム。

チャットなど他人との関わりがかなりある。

放置する場面もあるのであまり時間のない人でも気楽にできる。

4つの中で最も古い。

3.ヘイ・デイ

土地を耕し、家畜の飼育、洞窟の発掘、釣りなどの日常的な牧場経営をしながら、牧場に来るお客さんに商品を売ったり、船で出荷したりして牧場を大きくしていくゲーム。

ちまちま進められる方におすすめ。

4.ブーム・ビーチ

基地を作り、敵陣を攻め落とし、囚われた島民達を開放していくゲーム。

クラッシュオブクランににている。

クラッシュオブクランチームのEinoさんにインタビュー!

ここでは私の疑問や興味のあることを聞かせていただきました。

出社してからのの流れを教えて下さい。

昔ゲームデザイナーをしていたときは机に向かって作業していただけでしたが今は違います。プログラマー、デザイナー等でチームを作り、そこで今日やるべきことを話し合いゲーム内のバランスの調整を常にしています。

Supercellに入られたきっかけはなんですか?

スーパーセルに入る前はドイツで違う会社に勤めていました。そこでゲームの開発をしていたのですが3回ほど作り直しをしなければならなくなりとても疲れていました。そこで休憩と言ったらおかしいですが違うゲームに携わりたくなりました。ちょうどスーパーセルの面接が行われていてしかも、自分がやりたいことをしていたのでスーパーセルに入社しました。

中高生のときにどんなことをしていましたか?

経済学を勉強していました。やりたいことが見つかっていなかったのでいろいろなことが学べる学校に行っていました。

この仕事をやっていて苦しいことや辛いことはありますか?

常に違った問題が起こります。辛いことはそれぞれの問題で違ったダメージを受けることですね。

中高の勉強でやっておけばよかったと思う教科はありますか?

ないですね。未来は予測できないし、過去に戻ることもできないので後悔するよりも前を向くことが大切だと思います。失敗したらそれを生かして自分を奮い立たせるべきです。

Supercellにはいるために今からできることがあれば教えて下さい。

これはゲームに関わる仕事全てに言えることですがまずは何かをを作ってみましょう。デザイナーになりたいならデザインしてみたり、プログラマーになりたいならプログラムを勉強したりするといいと思います。しかし一番大事なことはプレイヤーを一番に考え、自分から何をやればよいのか考えることですね。

Supercellがほしい人物像、スキル、資格等を教えて下さい。

専門のスキルを持っていたりしたらなお良いですがやはり自分から動ける人が有利だと思います。あとやさしいのと熱意も大事です(笑)。

楽しくてやめられないようなゲームが沢山ありますが、どうしてユーザーは飽きずにのめり込んでいくのでしょうか?

いろいろな楽しい要素があるからだと思います。沢山の要素があるのでそれぞれの人にあった楽しさが見つかるのです。また、私達はそのゲームのテストを沢山繰り返します。もし面白くないと感じたらボツにします。

Einoさん、私のつたない英語に付き合っていただき本当にありがとうございました!

社内はどんなかんじなの?

次はオフィスを見学させていただきました。

もう本当に興奮はマックスに達していて地面に足がついていませんでした(笑)。

それではLet’s go!

まずは入るとすぐにある3つのスクリーン。

社員紹介や最新情報などが常に表示されているそう。

その向かい側の壁にはこんなものが、、、

これがなんだかわかりますか?

これはなんと全世界のどこでなんのゲームがプレイされてるかがリアルタイムで表示されているのです!!!!

ちなみに黄色はクラッシュ・ロワイヤル、赤はクラッシュオブクラン、緑はヘイデイ、青はブーム・ビーチです。

日本は(特に西)クラッシュ・ロワイヤルが人気ですね。

そしてその下にはヘイデイの犬がいました。

後ろに写っている人と比較してかなりの大きさです。

実はここで道が2つに別れているのですが右に行くと普通のエリア、左にいくとシークレットエリアがあります。

シークレットエリアでは新しいゲームやキャラクターを随時開発しているので写真等はNGでしたが、なんと案内してもらいました。

まだ未配信のゲームやキャラクターがあるのはかなり興奮しました!

写真がOKだった右側を紹介していきます。

まず入り口に魅力的かつ驚くべき事がありました。

それは、、、

まさかの靴を脱ぐ。

靴を脱ぐ文化のある日本でも会社では靴(しかもビジネスシューズ等)を履いていますがなんとスーパーセルではスリッパで社内を移動するのです。

もちろん服も私服やSupercellと書かれたパーカー等を着ていました。

ちなみに次の日に同じくヘルシンキにあるスモールジャイアントという別の会社にも行ったのですがそこでも靴を脱いでいました(後日記事を出します)。

中に入るとこんな壁が登場。

これは来客などが名前をかけるそうです。

僕ももちろん書かせていただきました。

そして仕事場。

それぞれのゲームで少人数のチームに分かれていてここはヘイデイチーム。

思っていたよりも人数がかなり少なくてびっくりしました。

そしてそのとなりにはブーム・ビーチの大きな旗が。

自分も船に乗ってそうな感覚でした。

少し進むと休憩所がありました。

写真中央に見えている黒い直方体のものは冷蔵庫で色々な飲み物やヨーグルトなどが置いてありました。

勝手にとって飲んだり食べたりしていいそうです。

そして廊下にはクラッシュ・ロワイヤルの大きなスクリーンが。

国際大会などが開かれるときはここでリアルタイムで放送され社員みんなで観戦するそう。

実際にこのスクリーンで見てみたい。

クラッシュ・ロワイヤルのスペースもありましたがビルドを明後日に提出しなければ行けないらしく少しぴりぴりしていたので 見るだけで写真は撮りませんでした。

そしてさらに奥に進むと、、、

クラッシュオブクランのスペースです。

奥のポスターの存在感がすごい。

みなさんとても優しくて手をふってくれたりしました。

クラッシュオブクランのキャラクターもいました。

そして会議スペースも。

部屋ではなくすべてがつながっているのがまたかっこいい!

こんなスペースもありました。

雰囲気がおしゃれですね〜。

こ、これはブランコ?(笑)

あー満足。

おもしろかった!

これで終わりかと思いきやなんと!

もう1階分ありました(笑)。

このオフィスは8階にあるのですが9階には仕事とは別のものがあるとか、、、。

連れて行ってもらいました。

一番最初に目にしたものはこちら!

なんとパーティールーム。

お菓子が残ってました(笑)。

そしてそのとなりには簡易的なキッチン。

シャワールームも。

この隣には日本ではまずありえないフィンランドならではのものがありました。

それがこちら!

まさかのサウナ!フィンランドで一般的であることは知っていましたがまさか会社内にあるとは。

かなり本格的でした。

いやー、びっくりすることばかりでおもしろい。

と思いながら帰る支度をしていると

Einoさんが

“Oh,we have presents for you”「あっ、君達にプレゼントがあるんだ」

思わず

え!っと声が出ちゃいました。

そしてEinoさんが手にしていたものは何やらエコバックのようなもの。

しかも中に結構何かが入っています。

まさか、まさかのグッズがもらえちゃいました!!!

それがこちら!

もう夢のようでした!

まさかこんなに沢山、いや、まずプレゼントを貰えると思っていなかったので本当にびっくりしました(笑)。

内容は

エコバック✕1 パーカー✕1 Tシャツ✕1 靴下✕6足 ステッカー大量

こんなにもらってよいのかというほど豪華でした。

貴重な体験の上にお土産までもらえて本当に来てよかった!

特に気に入ったのは靴下です。

デザインがドットでキャラが印刷されていて可愛すぎました。

訪問させていただいて感じたこと

2年ほど前からずっと憧れていた会社だったので今回は見るものすべてに感動しました。

特に靴を脱ぐ、ほとんどすべてのスペースが つながっているなどとても居心地の良さそうなオフィスに憧れを持ちました。

働いている方も手をふってくださったりお話をしてくださったりとてもフレンドリーで優しく会社全体がとても良い雰囲気でした。

また、全て英語でのコミュニケーションだったので伝わらなかったり、聞き取れない部分などもありもっとスキルアップしないといけないなと強く感じました。

次は英語がもっとうまくなって社員として来れるように頑張っていきたいと思います!

最後になりましたが温かく迎えてくださったSupercell様、Einoさん、Jyunpeiさん、社員様方、つなげてくださった小菅さん、送り出してくれたお父さん、お母さんありがとうございました!!

★企業訪問させて下さい★
将来を考えるために、様々なジャンルの会社に訪問させてほしいと思っています。 訪問してもいいよとおっしゃってくれる会社の方はぜひご連絡ください。ご意見やご感想等も大歓迎です。 yuzukkyblog@gmail.com


フィンランドから無事帰ってきた息子は一皮むけて大きく成長していました!
可愛い子には旅をさせろと言ったもんだ!

yuzukkyのブログはこちら。


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